2019.11.27 【IIFES2019特集】エヌエフ回路設計ブロック 業界最速インピーダンスアナライザ出展

インピーダンスアナライザ「ZA57630」

 エヌエフ回路設計ブロックは、同社の計測器のデモを交えた展示のほか、NFグループの千代田エレクトロニクス、計測技研、NFテクノコマースなどが共同で出展する。

 NF回路は業界最速の0.05ms/pointを実現した新製品のインピーダンスアナライザ「ZA57630」を主力に紹介していく。電子部品・半導体デバイスから材料・素材の特性評価まで、様々なインピーダンス測定ニーズに対応するもの。

 生産ラインのタクトタイム短縮や測定作業の効率化が図れ、設定する測定時間を増やすことにより測定結果が平均化され、ノイズの影響を軽減する。

 機械学習を活用したAE(アコースティック)計測も紹介する。固体が変形または破壊する際に放出される弾性波をAEセンサーで検出し、信号処理することによって破壊過程を評価できる。構造物や設備の摩耗の展示会を通じて監視などの需要を開拓していく。

 半導体デバイスやセンサーなどの試験評価に用いる精密低雑音直流電圧源「LP6016-01/同01P」も新製品として出品する。出力雑音電圧10μVrms以下、出力電圧安定度プラスマイナス10ppm/度などのハイスペックモデル。研究開発から出荷試験まで対応可能だ。

 千代田エレクトロニクスでは大容量オートレンジ「WPシリーズ」を出品する。

 直流電源の主力機種である大容量オートレンジのWPシリーズに、最大出力電圧1950V、最大出力電流540Aを加え、豊富な品ぞろえを訴求する。並列接続は最大50台まで可能で、大容量システムを構築できる。同シリーズは太陽光発電システム試験、鉛電池・リチウムイオン電池の充電試験、パワー半導体の評価などに対応する。

 計測技研はIoT振動センサー・データロガー「LB2010」を出品。3軸MEMSセンサーによって振動計測が行える。ビルなど構造物の状態監視、耐震補強、免震装置の評価、社会インフラなど各種構造物の経年劣化モニタリングのほか、計測震度計としても活用できる。

【IIFES2019 特集】目次

「SCF/計測展TOKYO」融合、日本の最新ものづくり発信
スマートファクトリーへの関心高まる
アズビル ものづくり自律化システムなど4つのゾーンで展示
東芝インフラシステムズ コントローラと産業用コンピュータ融合の「Vmシリーズ」を参考出品
横河電機グループ DXでつないでつくるテーマに顧客の課題解決を提案
●エヌエフ回路設計ブロック 業界最速インピーダンスアナライザ出展
HIOKI 非接触で検出可能なCANセンサー展示
NKKスイッチズ 耐振動・耐衝撃性優れる小型非常停止用押ボタンスイッチ
七星科学研究所 充実のUSB2.0防水コネクタ
サトーパーツ スクリューレス端子台など訴求
東亜ディーケーケー 幅広いニーズ対応の水質計測器
図研エルミック 工場のスマート化ソリューションなど提案