2019.11.27 【IIFES2019特集】HIOKI 非接触で検出可能なCANセンサー展示

非接触CANセンサー「SP7001」

 HIOKIは、「最先端センシングが実現するあらたなものづくり」をテーマに、「EV電源解析と高効率化促進」と「IoTによる新時代の保守メンテナンス用計測」を2本柱に、新製品を中心とした先進計測ソリューションのデモを実施する。

 自動車開発の効率化促進は、非接触CANセンサーとメモリーハイコーダMR6000によるCAN信号計測デモを行う。

 非接触CANセンサー「SP7001」は、CAN FD/CANを被覆をむかず、非接触で検出可能なCANセンサー。金属に触れることなく被覆の上から信号検出ができるため、これまでの自動車開発や試験における煩雑さを解消し、効率の向上に役立つ。

 インバータ、モーターの評価に向けて、高精度電力計PW6001と最適なセンサーの組み合わせによるモーターの効率評価デモを行う。

 独自の電流センシング技術と、高確度・広帯域・高安定な電力測定性能によって、エネルギー損失の微小変化を正確に評価する。パワーアナライザPW6001は、光ファイバ同期で最大12、周波数帯域2メガヘルツ、サンプリング速度5メガS/秒、分解能18ビットの機能を持つ。

 同社の提案するIoTとして、IoTと保守メンテナンスをかけ合わせた新時代の計装も紹介する。電源品質アナライザPQ3198×遠隔計測システムGENNECT Remoteは、トレンド記録と同時に瞬時停電、電圧降下、周波数変動など全ての電源異常を捉えて、遠隔地にいてもトラブルを監視することができる。

 AC/DCクランプメーターCM4376×モバイルアプリGENNECT Crossは、CM4376で計測したデータをGENNECT Crossを使うことで、スマホやタブレットでワイヤレスに転送できる。測定・確認・リポート作成が現場ででき、作業効率を格段に向上する。そのほか、モーター巻線試験やバッテリのセル検査などをデモ、展示する。

【IIFES2019 特集】目次

「SCF/計測展TOKYO」融合、日本の最新ものづくり発信
スマートファクトリーへの関心高まる
アズビル ものづくり自律化システムなど4つのゾーンで展示
東芝インフラシステムズ コントローラと産業用コンピュータ融合の「Vmシリーズ」を参考出品
横河電機グループ DXでつないでつくるテーマに顧客の課題解決を提案
エヌエフ回路設計ブロック 業界最速インピーダンスアナライザ出展
●HIOKI 非接触で検出可能なCANセンサー展示
NKKスイッチズ 耐振動・耐衝撃性優れる小型非常停止用押ボタンスイッチ
七星科学研究所 充実のUSB2.0防水コネクタ
サトーパーツ スクリューレス端子台など訴求
東亜ディーケーケー 幅広いニーズ対応の水質計測器
図研エルミック 工場のスマート化ソリューションなど提案