2022.11.09 【換気の日特集】三菱電機 エアコンと「ロスナイ」、IoTでクラウド連携
「スマートe-Floシステム」で連携できる「ロスナイ」
三菱電機は、ルームエアコンと住宅用全熱交換型換気機器「ロスナイ」をIoT基盤「Linova(リノバ)」を介してクラウド上で連携させる「スマートe-Floシステム」で、ワンランク上の心地よい暮らしを提供する。
同システムは、室内外のさまざまな環境データを基に、換気機器を制御することが可能で、室内の快適性向上と効率的な省エネ換気を実現する。
換気扇をIoT連携することで、換気や熱こもりを自動で改善。人の密集による室内の二酸化炭素(CO₂)濃度上昇を検知すると、換気運転の弱・強やオン/オフを自動で切り替える。室内外の温湿度データに基づいた換気運転の自動制御も可能だ。排熱・排湿による夏場の熱こもり・ジメジメを改善する。
連携するルームエアコンに搭載した赤外線センサー「ムーブアイ」が検知した在室人数に応じて、換気風量を自動で切り替える。家族の帰宅や急な来客などで在室人数が増えても、換気風量の手動調整や窓を開けて換気する手間を省くことができる。省手間で、効率良く室内空間の換気を行う。
連携するルームエアコンの霜取りを検知すると、換気量を自動で減らして室温低下を抑制する。快適な室温を保つため、過ごしやすい空間を維持。季節に応じて、熱交換換気とバイパス(非熱交換)換気を自動で切り替える。連携制御なしの場合と比べて、ロスナイ本体の消費電力を約24%低減し、省エネに貢献する。
屋外の花粉やPM2.5の飛散情報を取得して、飛散量の増加が予測される場合には、あらかじめ排気風量を減らして室内空間の気圧が室外より高い状態にする。これにより、外気汚れが建物のすき間から室内へ流入することを抑制して室内の空気質維持を図る。
スマートフォンやタブレットで室内外環境が確認できるほか、換気扇や給気ユニットの手入れ時期を定期的に通知、スケジュール設定ができる。