2023.01.25 【ミリ波】楽ではない 雪との暮らし
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」ーあまりに有名な川端康成の代表作「雪国」の冒頭部分だ▼小説の舞台、新潟県湯沢町を訪ねたことがある。群馬県側から鉄道トンネルを抜けると本当に車窓が雪景色に一変し驚いたことを覚えている。町内には資料館や川端の執筆部屋を残した温泉旅館も。古びたリゾートマンションには今は高齢者が多く移住してくるそうだが、価格が安く東京まで新幹線で1時間だから利便性は悪くない。とはいえ雪との暮らしは楽ではない... (つづく)