米アップルは、アプリのストアであるApp Store（アップストア）のデベロッパーの売上高が2022年に、計1兆1000億ドルになったと発表した。前年比で29%増加し、「経済圏の強さと回復力が裏付けられた」としている。同社の世界開発者会議（WWDC）が今週あるのに合わせ、アップストアを訴求した形だ。

　デベロッパーの売上高は、19年から20年に27%、20年から21年に27%増加している。特に小規模のデベロッパーが20～22年に71%の増益を記録。大規模デベロッパーを上回っている。ティム・クックCEOは「活気と革新にあふれた市場」とアピールした。

　アプリケーションカテゴリー全般で売り上げが堅調な伸びを見せている。旅行や乗車送迎などのセクターでの需要回復や、ソーシャルメディアや小売業者のアプリケーション内での広告支出の力強い成長など、経済圏が成長を遂げたことが主な要因とみられるという。

（6日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）