2023.10.06 【テレビ特集】 パナソニック 「ビエラ」MZ2500シリーズ
「ビエラ」MZ2500シリーズ
マイクロレンズで輝度2倍に
BDレコーダー一体型も投入
パナソニックは、微細なレンズを実装して輝度を高めた4K有機ELテレビ「ビエラ」MZ2500シリーズの販売に力を入れる。
MZ2500シリーズは65V型と55V型の2機種展開。これまで平らなガラスに蒸着していた有機EL発光層をマイクロレンズアレイに蒸着し、レンズに合わせた凹凸形状の発光層によって従来よりも光を効率よく取り出せるようにしている。
1画素当たり数千個というレンズで約2倍に輝度を高めつつ、年間消費電力は従来機種よりも下げている。バックカバー一体型放熱プレートに新たに独自の放熱シートを加えて貼り付ける独自構造「デュアルメタルヒートレス構造」で、パネル性能を最大限引き出している。
マイクロレンズ有機ELに最適化したパネル制御技術「Bright Booster」も搭載。画素ごとのパネル発光状態を管理し、独自の電流制御アルゴリズムで有機ELパネルを駆動している。プロの映像制作現場で使用される業務用モニターに近い階調再現を目指したパネルチューニングも行っている。
音質面では、最大音声出力160Wで、上、横、前に向かって音声を出すスピーカーを備える「360立体音響サウンドシステム+」も搭載。臨場感のある立体音響も実現する。
高画質と高音質をシーンに応じて自動で最適化する「オートAI画質/オートAI音質」機能も備える。
地震に強く、倒れにくい吸着機能付き「転倒防止スタンド」も搭載。スイーベル(首振り)機能付きで、見やすい向きに簡単に変えられる。
同社は、自発光型の有機ELテレビを最上位機に位置付けつつ、多彩な製品展開で市場シェアの拡大を目指している。
20日には、ブルーレイディスク(BD)レコーダー一体型4K液晶テレビ「ビエラ」MR770シリーズ2機種(50V型、43V型)を発売。新4K衛星放送やBDの視聴・録画、ネット動画の視聴まで楽しめるオールインワンモデルとして提案していく。ドラマ1クールの自動録画機能も備える。