2020.03.04 【コンデンサ特集】 ニチコン 小形リチウムイオン二次電池「SLB」
IoTやウエアラブルに最適な小形リチウムイオン二次電池「SLBシリーズ」
ニチコンは、エネルギー密度とパワー密度を両立した小形リチウムイオン二次電池「SLB」を供給中。優れた急速充放電性能、低温特性、安全性と長寿命を兼ね備え、IoTやウエアラブル機器に最適な新蓄電デバイスとして採用が進む。
最大20Cの急速充放電性能を有し、10Cレートで2万5000回以上の充放電が可能な耐久性とマイナス30度でも充電可能な低温特性を持つ。破裂・発火の危険性が極めて低く、超スマート社会での貢献が期待されている。
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは、車載、産機向けに125度保証品で業界最長寿命の8000時間保証「PCM」を開発。業界最高温度150度2000時間保証「PCZ」に16/20/50/63V品、低背品を追加した。導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサは、車載分野などの超高温度化対応の150度1000時間保証「GYD」を開発。
チップ形アルミ電解コンデンサは、車載関連、通信機器向けに105度2000時間保証「UCM」の63、80V品にφ6.3×7.7L-φ10×10Lミリメートルを追加した。高温度、低温ESR規定品は業界最高レベルの125度2000時間保証、耐久試験後ESR規定品「UCH」に50/63V品を加えた。現行の150度対応1000時間保証「UBC」に対し、1.5倍の静電容量の150度2000時間保証品を開発した。
基板自立形アルミ電解コンデンサは、環境・再生可能エネルギー分野などに向け、業界最長の105度2万時間保証「LGZ」を市場投入。電気二重層コンデンサは、車載向けバックアップ電源用に現行品の抵抗4分の1以下、耐久性2倍の2000時間の「JUA」を供給している。
フィルムコンデンサは、EV・HVなどのモーター駆動インバータ用に形状、要求性能にカスタム対応可能な「EM」、車両、産機、環境市場などの直流フィルタ用には現行品より40%小型化した乾式樹脂モールド形「EJ」や円筒形「ER」を取りそろえている。
【コンデンサ特集】記事一覧
●5G関連の需要創出に期待
●技術動向 アルミ電解コンデンサ
●技術動向 タンタルコンデンサ
●技術動向 セラミックコンデンサ
●技術動向 フィルムコンデンサ
●技術動向 電気二重層キャパシタ
●日本ケミコン アルミ電解コン「PXQシリーズ」
●ニチコン 小形リチウムイオン二次電池「SLB」
●トーキン タンタルコンデンサ「ネオキャパシタ」