米グーグルは8日（現地時間）、文章や画像を自動で作る生成AIを組み込んだ検索サービス「SGE」を、120カ国・地域以上で新たに提供すると発表した。対応言語にスペイン語や韓国語など四つを加える。

　対象地域（英語版）をメキシコやブラジル、韓国、インドネシア、ナイジェリア、ケニア、南アフリカなど120以上の国・地域に拡大。またスペイン語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語の4言語も提供することで、例えば米国でスペイン語を話す場合、検索で生成AIを好みの言語で使える。

　SGEは検索結果を要約して表示する。引用元のサイトにリンクがあり、確認もできる。米国や日本で先行導入し、「フィードバックも良かった」（同社）ため拡大することにした。言語や地域はさらに追加される見込み。

　生成AIの検索はマイクロソフトのBingなどでも進んでいるが、検索で圧倒的なシェアを持ってきたグーグルとしても利便性向上で利用者をつなぎとめる考えだ。