西村康稔経済産業相は24日の閣議後会見で、経済安全保障推進法に基づき、JERAが提出した可燃性天然ガスに関する供給確保計画を認定したと発表した。電力やガスで重要な役割を果たす天然ガスや液化天然ガス（LNG）の需給が世界的にタイトになる中で、「産出国での設備トラブルなどで、供給が万一途絶する場合に備え、戦略的に余剰分を確保する」とした。

　また西村氏は、米オープンAIを巡る「騒動」について問われ、具体的な言及は控えるとした上で、一般論として「生成AI（人工知能）について、イノベーションと規律という、まさに我々が悩んでいるような議論がなされているとの印象を持つ」との考えを示した。

　「生成AIについて、革命的技術としてぜひ利用を広げたいというイノベーションの方向性と、他方、フェイクやプライバシー、著作権などの課題がある」と指摘。「イノベーションと規律などのバランスをどうとるかという議論がなされている、という印象だ。改めて世界がどうするか議論を進めたい」とした。

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