サンケン電気は30日、能登半島地震の影響を受けている工場での一部生産再開を発表した。さらに全面再開への動きを加速させる。

　生産を再開したのは、石川サンケンの3工場(堀松工場、志賀工場、能登工場)のうち、堀松・能登工場の一部の生産工程。2月上旬の再開を予定していたが、生産準備が整い、両工場とも同日から一部生産を再開した。

　引き続き、生産ラインの復旧活動をすすめ、全ラインの生産再開に向け対応する。

　また、復旧が遅れている志賀工場の一部生産品を、堀松工場で代替生産する予定で、その生産準備がまもなく完了する見込み。代替生産は2月上旬の開始を目指す。同工場は電力の復旧により各設備の確認作業を引き続き進めている。

　(後日の電波新聞／電波新聞デジタルで掲載します)