2020.04.22 【ルームエアコン特集】東芝ライフスタイル、DTシリーズ
「DTシリーズ」
2種の風で「無風感冷房」
東芝ライフスタイルは、柔らかな風で冷え過ぎを抑える「無風感冷房」を搭載し、IoT対応したルームエアコンの新製品「DTシリーズ」を拡販していく。
DTシリーズは、高さ250ミリメートルのコンパクト設計のフラグシップ機。搭載する無風感冷房は、マイディアグループ(美的集団)の技術を応用したもので、吹き出し口に無数の穴が開いたルーバーを搭載。性質の違う2種類の風をつくることで冷風を柔らかくする。リモコンには新たに「無風感」ボタンを搭載して使い勝手も高めた。
同社が実施した試験によると、通常の冷房運転と無風感冷房の環境下でそれぞれ90分経過後の肌水分量の低下度合いを測定した結果、無風感冷房の環境下では肌水分量を99%以上保持できていることを確認した。
IoT対応も図り、スマートフォンからの遠隔操作やスマートスピーカによる音声操作も可能。室外機に搭載するコンプレッサを新開発するとともに、熱耐性の高い部品を採用し、外気温48度でも冷房運転できる。1時間当たり約1リットルの結露水で室内機の熱交換器を洗浄する「1リットル洗浄」も備える。
「AI温冷熱センサー」が室内の状況をセンシングし、体表温度や壁、床などの熱を測定して運転を自動制御する。風量、パワーに加え、冷房時には無風感冷房へも自動で切り替えることができる。