2024.08.01 ドラム式洗濯機、太陽光発電と連携 余剰電力使い電気代半減 シャープが9月に新型
太陽光発電と連携する業界初のドラム式洗濯乾燥機を9月に発売する
シャープは、乾燥フィルターの自動掃除など手入れの手間を軽減する機能を搭載するとともに、太陽光発電システムと連携する業界初のドラム式洗濯乾燥機3機種を9月12日に発売する。12キログラムの洗濯容量を実現した最上位機の価格は、税込39万4000円前後を想定する。
発売する「プラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機」ES-X12Cは、洗濯容量11キログラムの従来機と同等の本体寸法ながら大容量化を実現。太陽光発電と連携する「Life Eeeコネクト(ソーラー家電連携)」サービスに対応する業界初の洗濯機になる。
太陽光発電と連携することで、人工知能(AI)が予測した余剰電力量の情報をもとに、余剰電力を活用した乾燥運転ができる時間帯を通知。予約運転の際には、乾燥運転のタイミングを余剰電力のある時間帯に自動で前倒しすることで余剰電力を活用し、電気代を抑える。太陽光との連携で電気代はおよそ半分に抑えられる。
乾燥フィルターの自動掃除や液体洗剤と柔軟剤の自動投入など手入れの手間を減らす「ラク家事」機能も備える。温度・湿度センサーやAI制御などを組み合わせた「ハイブリッド乾燥NEXT」を備え、衣類の乾燥ムラも抑えることが可能。新形状の乾燥用ファンを搭載し、風量を増やして乾燥効率も高めている。
Smart Appliances&Solutions事業本部清潔ランドリー事業部の小森正憲事業部長は「ドラム式洗濯機で主戦場となっている12キログラムモデルを投入し、省エネ性や使い勝手の良さをしっかり訴求し、2桁伸長を目指したい」と語った。
(2日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)