2025.10.02 村田製作所が内定式、281人が一堂に
本社採用の内定者281人が内定式に臨んだ
村田製作所は1日、京都府長岡京市の本社で内定式を開催した。本社採用となる内定者281人が参加。国内の事業所や関係会社でも式が行われ、来年からともに働く同期同士が交流を深めた。
同社グループは、2026年4月入社予定の新卒社員を約900人採用予定。技術職、事務職、一般職の三つの枠で募集した。グループ全体の内定者のうち、女性は3割程度。
内定式に登壇した谷口智宏人事統括部長は「未来のムラタを一緒に作る仲間となる皆さんには、村田製作所というフィールドで十分に力を発揮し、活躍されることを期待している」と激励した。
内定式に臨んだ八木愛花(まなか)さん(23)は「自分も村田製作所の一員として働くという実感が湧いた」と力を込める。「入社までの6カ月で社会人になるという責任感を持ち、村田製作所の社員として活躍していきたい」と決意を新たにした。
式の終了後は、同社に関するクイズをチーム対抗で実施。内定者同士が交流。今後は、人事からの定期的な情報発信を通して、内定者とつながりを深めていく。
同社は採用に当たり、インターンシップを強化してきた。4月に入社した25年卒に比べ、参加枠を100人ほど増やし、合計700人が参加した。
谷口人事統括部長は「受け皿を広げることで、どのような仕事をするかイメージを持っていただき、マッチ度を上げることに力を入れてきた」と話す。
インターン向けには、社員が実際に取り組んでいる仕事が体験できるプログラムを用意した。部品の性能を上げるための材料の配分や、部品を更に薄くするにはどうしたら良いかといったテーマを設定し、参加者に考えてもらう。
小中学生向けのSTEAM(科学・技術・工学・アート・数学) 教育にも力を入れ、早い段階から理系職種に興味を持ってもらう取り組みにも力を入れる。