2025.11.14 アクア、ドラム式洗濯機「まっ直ぐドラム」新モデル 縦型と同じ設置性を実現
「まっ直ぐドラム」シリーズの新製品
アクアは、集合住宅にも設置しやすいコンパクトサイズと大容量を両立したドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム」シリーズの最上位機2機種を20日から順次発売する。縦型洗濯機と同じスペースに設置でき、洗剤を泡化し投入する「泡フルウォッシュ」機能を搭載したことで洗浄力を高めた。
家族構成や生活スタイルに合わせて選べるラインアップを用意した。洗濯・脱水容量は10kgと12kgで、いずれも右開き、左開きの2種類ずつ選べる。サイズは幅59.5cmで高さ94.3cm。従来は操作パネルが前面だったが、新モデルは天面で操作しやすい20度に設計。立ち上がったまま操作できるようにした。
洗剤を泡化して洗浄する泡フルウォッシュ機能は、皮脂汚れや食べこぼしなど落ちにくい汚れを落とす。液体洗剤と水を混ぜ合わせてできる高濃度の洗浄液に、空気を入れて泡を作り、泡立たせた洗浄液をシャワー状にして上部から噴出。ドラム槽の底に水を溜めて衣類を持ち上げ、高い位置から落とすたたき洗いと、もみ洗いで汚れを落とす。
手入れ機能も追加。槽の裏側の汚れを落とし除菌と黒カビを抑制する「カビケア槽自動おそうじ」や糸くずを自動で洗い流して排水フィルターに集める「乾燥フィルター自動おそうじ」、市販のカビ取り洗剤で排水フィルターと挿入口内部を洗浄・除菌する「排水フィルター洗浄」などを備える。掃除機能を充実させることで、省略化や簡略化につなげた。
洗濯容量12kgの「AQW-DXS12A」は、従来の「エアウォッシュ EX」を進化させた「オゾンエアウォッシュ」を新しく搭載した。マイクロミストを噴出して衣類を濡らし、ヒートポンプ乾燥の温風と、跳躍や回転を行う運動「タンブリング」で服のしわを伸ばす。洗濯槽内に温風とオゾンを循環させることで除菌や消臭、ウイルス、花粉を抑制。標準コースやおしゃれ着コースなど計5コースを選択できる。また、汚れに合わせて自動で洗浄時間や水量を変える「Aiウォッシュ」も採用した。
市場想定価格(税込み)は容量10kgの「AQW-DMS10A」は約27万円。12kgのDXS12Aは約30万円。カラーは住宅インテリアにも合わせやすいようホワイトとサファイアブラックの2色用意。サファイアブラックは2026年1月に発売予定だ。
まっ直ぐシリーズは、ドラムを水平に設計したことで、大容量のままコンパクトを実現。ドラムの手前から奥まで均一に衣類が回るため、洗いや乾燥の差を抑えている。併せてしわを少なくし、衣類同士を絡みにくくした。他にも「お湯洗いモード」を搭載し、汚れや臭いを落としやすい温度で洗濯できるようにした。
10月9日から発売したまっ直ぐドラムシリーズ3機種にも新しく配水フィルター洗浄機能を追加した。商品本部ランドリー企画グループ石井健太郎マネージャーは「まっ直ぐドラムシリーズは『ドラム式洗濯機を使用したいが、スペースに入らない』というお客さまから好評だ」と話した。
14~15日の2日間は、東京ミッドタウン(東京都港区)で「暮らしまっ直ぐ化計画」体験イベントを開催する。まっ直ぐシリーズの展示や体験コーナーを設けるほか、アクアのブランドアンバサダーの羽生結弦さんのオリジナルグッズを先着1500人にプレゼントする。










