2025.10.20 【進化する磁気テープ】〈前編〉 長所のはずの「長期保存」「価格」に懸念の声

会場に展示したIBMの大型磁気テープ記憶装置

 大容量のデータを安定して安価に保存できる媒体として磁気テープ記憶装置の需要は強く、1台10EB(エクサバイト)といったデータ記憶容量も視野に入ってきた。一方で、装置を利用する側からは、本来長所であるはずの長期保存やコストメリット面に懸念が出ている。電子情報技術産業協会(JEITA)が開催した「LTO発表25周年記念セミナー『テープストレージの未来を考える』」では供給側と利用側が活発な意見を交わした。こうした動きを2回に分けて伝える。

...  (つづく)