2025.11.03 安くて低損失のパワー半導体 実現まであと一歩 酸化ガリウムデバイスの実装目指す 京大発スタートアップFLOSFIA  

人羅氏はシリアルアントレプレナー(連続起業家)としてスタートアップに関わってきた(出所:フロスフィア)

 酸化ガリウム(Ga₂O₃)は、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)に続く半導体材料として期待されるワイドバンドギャップ材料。京都大学発の独自手法により、その社会実装を目指しているスタートアップが、FLOSFIA(フロスフィア、京都市西京区)だ。2011年に設立され、現在、ダイオードの量産に近づいており、トランジスタでは実証の段階に来ているという。同社のこれまでの歩みとパワーデバイスの未来について、創業者で取締役会長を務める人羅俊実氏に話を...  (つづく)