2025.11.12 アイコム25年4~9月期、減収減益 ボイットと戦略的提携強化も発表
アイコムの2026年3月期第2四半期(25年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比5.0%減の170億1200万円、営業利益は同59.3%減の6億5300万円、経常利益は同31.4%減の10億600万円、純利益は同58.9%減の4億3200万円となった。販売費、一般管理費の増加で営業利益が減少。経常利益は特別損失として訴訟和解金4億円を計上し減少した。
国内市場はハイブリッド無線機の売り上げが堅調に推移。ストックビジネスの伸長に加え、消防や教育機関向け案件獲得により売り上げを伸ばし増収。海外市場は、為替が想定よりも円高で推移したことに加え、需要の低迷から減収となった。
通期業績予想は、売上高は400億円を360億円に、営業利益は40億円を25億5000万円に、経常利益は44億6000万円を30億8000万円に、純利益は34億3000万円を19億8000万円に下方修正した。売上高の減少による粗利益の減少、訴訟和解金を特別損失に計上し当初予想を下回る見込み。
また、AI(人工知能)アプリ「VOYT CONNECT」を開発・提供するボイット(東京都渋谷区、永冨泰高CEO)との戦略的提携強化も発表。業務用通信の高度化をさらに推進する。




