2026.01.09 レノボの楊元慶CEO 「ハイブリッドAI」時代の戦略強調 半導体大手との協業強化
AI戦略について説明するレノボの楊元慶CEO
中国のコンピューターメーカー、レノボ(Lenovo)の楊元慶CEOは、米ラスベガスで開催中の世界最大級の先端技術見本市「CES」の基調講演で、公共、企業、パーソナルという三つの分野を柔軟に往来でき、しかも安全でセキュアに運用できるAI(人工知能)環境を構築するためのハイブリッドAI戦略を提唱した。
同社は、パソコン(PC)やサーバー、情報端末、ストレージ、データセンターなどコンピューター関連以外に、スマートフォンに代表される通信機器やタブレット、ウエアラブル端末、家電など80種類のAI対応プラットフォームを提供している。
楊CEOは講演で、モトローラ、インテル、エヌビディア、インテルの各パートナー企業のトップを招き、ハイブリッドAI戦略や各社との協業強化でトップの意向を確認し合った。同時に「パーソナルスーパーAIエージェント」と位置付ける統合型パーソナルAI機能「Qira(キラ)」搭載の新製品として、Lenovoとモトローラ両ブランドの「Qira」搭載製品を紹介した。さらに、「今回、Qiraの登場で当社はパーソナルAIの時代へと踏み出した。AIはユーザーを中心に設計されるもので、家電からPCに至るまで当社の全製品でパーソナルAIが現実のものとなる」と語った。
楊CEOは、インテルのリップブー・タンCEOを壇上に招き、インテルとの共同開発である最新AI PC「ThinkPad X1 Aura Edition」について双方のトップが説明。タンCEOはインテルのノートPC向けCPU「Core Ultra Series 3」採用の特徴などについて語った。Aura Edition以外に「ThinkPad X1」や「X12-in-1」などのThinkPadファミリーが、同CPU搭載機として市場投入を待つ。米国では今年第1四半期から順次発売の予定という。
講演には、AMDのリサ・スーCEOやエヌビディアのジェンスン・フアンCEOも駆けつけ、レノボとの関係強化を強調した。
レノボは2004年、「ThinkPad」ブランド含めたIBMのPC事業を買収。当時、レノボで買収に携わったのは、楊CEO(当時会長)だった。楊氏は、2009年にCEOに復帰。PC事業にかける熱意は強い。











