2026.01.12 【電子部品総合特集】日本航空電子工業・村木正行社長 26年は再成長につなげる年に ポートフォリオチェンジを推進
2025年は将来に向けた種まきを積極的に行ったため、26年はこれらを刈り取り、再成長につなげる最初の年になる。
自動車市場では、日系ADAS(先進運転支援システム)関連顧客の製品切り替え時期を迎えているため、26年に向けて本格的に立ち上げていく。また、EV(電気自動車)関連も開発・生産投資を行ってきたため、26年にはしっかり刈り取りたい。
スマートフォン向けは、26年以降のモデルに向けた投資に取り組み、少しずつ採用が見えてきているため、25年度を底に、今後は伸ばしていく。USBタイプC製品は高付加価値分野にターゲットを置いて取り組んでおり、これもしっかり進めていきたい。
産機インフラ市場向けは、26年は少し回復のめどが立っている。提携先である山一電機との高速伝送対応製品やワカ製作所と進めている高周波対応製品などの拡販も進めていきたい。
資本業務提携を締結したアイオーコア(東京都文京区)とは、車載ネットワーク用の車載AOC(アクティブ・オプティカル・ケーブル)の共同開発を進めており、こちらは27年以降を見据えて取り組む。
再成長に向けた種まきに取り組んでいるが、それを補完するものとして、京セラとのアライアンス契約を締結した。京セラの海外販路を活用し、海外自動車市場へのコネクター販売拡大や、欧州の産機市場開拓などを目指していく。
航機事業は、最近は日本の防衛予算が増額され、それがさらに前倒しの動きとなっているため、防衛関連の事業はしっかり伸ばしていく。官需以外ではTooltronixブランドで油田掘削周辺機器の開発・生産を行うカナダのAlberta社(カルガリー)から油田掘削用MWDツール事業を取得した。これにより掘削市場向けビジネスの幅を広げていく。リニアモーターなど半導体製造装置向け事業も伸ばしていきたい。
収益拡大に向け、注力分野と縮小していく分野の取捨選択を明確にする。メリハリをつけてポートフォリオチェンジを進めていく。
車載ハーネスの生産組み立て工程自動化は現在、弘前航空電子(青森県弘前市)で進めているが、その後はメキシコのティフアナ工場やフィリピン工場にも拡大していく。










