2026.01.12 【電子部品総合特集】九州電子流通業協議会(KRP)・伴野豪会長 TSMC効果で需要拡大 価値基点市場へ進化
九州地区の電子部品流通市場は、2025年に大きな転換期を迎えた。熊本県菊陽町のTSMC工場稼働を契機に半導体関連の需要が急増し、IC生産額は過去最高水準に近づいている。これに伴い、福岡・熊本を中心に部品商社や物流企業が活況を呈し、倉庫の自動化や共同輸送の準備が進んでいる。電子部品市場全体では、AI(人工知能)サーバーや車載向け高付加価値部品の需要がけん引し、市場は大幅に拡大した。
2026年は、TSMC第2工場の設備投資やEV(電気自動車)・産業DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、さらなる需要増が見込まれる。サプライチェーン強靭化のため、複数調達ルートや代替部品設計が標準化し、物流DXや共同輸送の本格稼働で効率化が加速。九州は「製造・流通・物流」の統合オペレーションを強化し、単なる価格競争から品質・信頼性重視の「価値基点」市場へと進化する見通しだ。
KRPでは、1月20日に福岡エレコン交流会、福岡市機械金属工業会と合同で賀詞交歓会を開催する。鳥飼八幡宮の山内圭司宮司が「鳥飼八幡宮式年遷宮のあゆみ ~百年後の福岡市の日常にあり続けるために~」の題目で講演する予定となっている。地域文化の価値を再認識し、新たな視点を共有するとともに、他業界との交流を通じて連携を深め、情報共有を進めていきたい。










