2026.01.26 荏原製作所、ベテランに代わり若手にノウハウ示すシステム 開発短縮へ
システムが表示する設計の波及影響のイメージ(出所=荏原製作所)
荏原製作所は熟練技術者の経験や知見を、若手の技術者などに示して設計開発の手戻りを減らすシステム「EBARA 開発ナビ」を始動させた。
荏原によると、製造業では経験や知見が特定の技術者個人の頭の中にとどまり、退職で失われることが課題だった。同社は、東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻の梅田靖教授が提唱する「デジタルトリプレット」の概念に基づき新システムを導入したとする。
若手や経験の少ない人が設計、開発の実務にあたる際「次に何をすべきか」「なぜそう判断するのか」を示す。設計検討や評価の漏れを防ぎ、開発期間が長びく主因である手戻りを減らす。技術伝承に時間を費していた熟練技術者の時間をほかに充てられ、新たに獲得した知識をこのシステムで社内に共有できる。期待としては、製品リリースまでの開発期間を従来比33%短縮し、情報調査や問合せ対応の時間を50%以上、開発工数を約30%削減したいという。新人技術者のより速い自立にも役立つとみる。
給水ユニットや水中ポンプ、液体水素遠心ポンプの知識の投入に着手している。人工知能(AI)エージェントによる知識活用も加速するとしている。








