2026.02.10 東芝テック、25年4~12月期は減収減益 米関税と為替影響、通期売り上げは上方修正

 東芝テックが9日発表した2026年3月期第3四半期(25年4~12月)連結業績は、米関税影響に伴う各国市況の悪化や為替のマイナス影響により、売上高が前年同期比6%減の3998億3500万円となった。営業利益は売上高の減少に加え、米国の関税措置などによるコスト増の影響を受け、同78%減の25億4000万円となった。

 リテールソリューション事業の売上高は、前年同期比6%減の2387億8200万円。国内市場向けPOS(販売時点情報管理)システムは、セルフレジやスマートレシート、決済端末の価格改定などを背景に売り上げが増加した。一方、海外市場向けPOSシステムは、米国での販売減少や為替影響により売り上げが減少した。国内市場向け複合機も、印刷量の減少や顧客の買い控えなどにより販売が減少した。

 ワークプレイス事業は、海外市場向け複合機や海外市場向けオートIDシステムの販売が減少し、売上高は同6%減の1655億1800万円となった。

 10~12月期は、国内リテールが大型案件の導入により好調に推移したことに加え、ワークプレイスも価格改定効果の寄与が拡大し、増収増益で推移した。

 通期見通しは、リテールソリューション事業で主に国内市場向け売上の増加が見込まれることや、ワークプレイス事業における為替影響などを踏まえ、売上高を200億円上方修正し5700億円とした。営業利益と経常利益は据え置いた。