2026.06.05 シナノケンシ、製造現場の台車搬送を自動化 狭い通路に対応した搬送ロボットを開発
製造現場向け自動搬送ロボット「AspinaAMR150L」
シナノケンシは、設備が密集した製造現場の狭い通路を走行できる国産の自動搬送ロボット(AMR)「AspinaAMR150L」を開発したと発表した。8月に受注を開始。製造現場の工程間の搬送を自動化するニーズに応える。
今回の搬送ロボットは、狭い通路に適したコンパクトなサイズが特徴。台車や棚をリフトアップした状態でも、作業者1人が台車で荷物を搬送できる約800mmの通路を走行できる。このため、既存の通路幅や設備配置を大きく変えることなく、搬送の自動化を実現できる。
最大速度は時速3.6kmで、最大150kgの搬送能力を持つ。約1時間の充電で約6時間の連続稼働が可能だ。作業者の近くでの走行を想定し、走行速度や加減速を最適化できることも売り。日常の作業になじみやすく後から導入しても現場の流れの中で運用できる。さらに運用の変化に対応して拡張できるよう、「カスタムオプション」も用意した。
国内の製造現場では、人手不足の慢性化に加え、製品の多様化や品種の切り替えの増加により、設備移設を伴うレイアウトの変更が難しくなっている。こうした状況の中、「既存の搬送方法や物流動線などを前提としたまま自動化を進めたい」というニーズが高まっている。







