2026.06.16 安全性に優れた準固体モバイルバッテリー発売 山善
新製品 「準固体モバイルバッテリー」
山善は、発火リスクの低減に配慮した「準固体電池」採用の「準固体モバイルバッテリー」を、6月下旬からECサイト「山善ビズコム」やEC(電子商取引)モール「くらしのeショップ」、全国の家電量販店、ホームセンターなどで順次発売する。
新製品は、一般的なモバイルバッテリーではまだ採用例が少ない「準固体電池」を採用。液体電解質をゲル状化し、電池内部の成分配合と製造工程を最適化することで、液体電解質含有量を1%以下に抑えた。
これにより、リチウムイオン電池に比べて、強い衝撃などでも内部でショートが起こりにくく、釘刺しや切断などの試験でも発火しにくい高い安全性を実現した。
過充電・過放電などを防ぐ各種保護回路に加え、防炎素材の採用や内部温度に応じた電力制御など、高い安全性にこだわった設計を採用する。
また、タブ(電気が出入りする金属端子)構造にも工夫を施し、内部抵抗を9mΩ以下に低減することで内部損失や高出力時の発熱を抑制。30W急速充電や35W高出力給電に対応し、タブレットやノートパソコン(PC)にも安心して使用できる。
加えて約1000回(30W充電&35W放電サイクル)繰り返し使える長寿命設計を採用。従来の液体リチウムイオン電池(約300~500回)と比べ、長寿命を実現し、バッテリー膨張も7%以下に抑制している。
-10~+50℃の幅広い環境下で使用可能なため、日常使いはもちろん、アウトドアや防災用途にも適している。電池残量が一目でわかる液晶表示も搭載する。
なお、同社の「PD(パワー・デリバリー)仕様扇風機シリーズ」の純正バッテリーとして使用できる。コンセントがない場所でも使用できる。
同シリーズは、PD20W以上の高出力設計リビング扇とサーキュレーターシリーズで、国内家電メーカーとして初めてPDバッテリーにも対応。
USB Type-C、PD仕様の給電とし、従来のAC電源仕様モデルに対し、遜色のない風量・機能を持つ。
ラインアップは、準固体モバイルバッテリーYMB-A100・RMB-A010(10000mAh PD35W/参考価格=税込み6578円前後)、同YMB-B200・RMB-B020(20000mAh PD35W/同8778円前後)。
近年、モバイルバッテリーの発火・発煙事故が社会的な関心事となっている。一般的に使用されるリチウムイオン電池は、電解液に可燃性の有機溶剤を使用しているため、衝撃などによる内部の破損や劣化で正極と負極がショートし、発火や破裂を引き起こすことが稀にある。
一方で、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどの高性能化に伴い、モバイルバッテリーは高出力・大容量化が求められている。
こうしたニーズに対応するため、「安全性」「高出力」「長寿命」モバイルバッテリーとして新製品を訴求していく。











