2026.07.11 FRONTEO、経済安保対策AIを強化 国際規制対応や供給網管理を支援

 人工知能(AI)によるデータ解析を手がけるFRONTEO(フロンテオ)は、企業に求められる経済安全保障対策をAIで支援するソリューションに、サプライチェーン(供給網)やデューデリジェンス(リスクの事前調査)を高度化する二つの新機能を追加したと発表した。把握しづらい制裁・輸出管理上のリスクを可視化し、供給網管理の強化につなげる。

 今回のソリューションは、自社開発のAI「KIBIT(キビット)」を搭載した「KIBIT Seizu Analysis(キビットセイズアナリシス)」で、米国による制裁ルールの該当企業を確認できるリストを搭載した。

 国際的な経済制裁や輸出管理では、制裁リスト掲載企業だけでなく、その支配下にある企業も規制対象とする動きが強まっている。その代表例が米国の「50%ルール」で、制裁対象者が株式の50%以上を所有する企業も規制対象として扱われる。対象企業は当局から公表されないため、企業には資本関係を含めた高度な事前調査が求められる。すでに米財務省(OFAC)のルールは運用されており、米商務省(BIS)のルールも11月の再発効が予定されていることから、対応が急務となっている。

 搭載したリストは、BISとOFACの制裁リスト掲載企業を起点に、フロンテオ独自の株主支配ネットワーク解析技術で資本関係をたどり、50%ルール該当企業を確認できるようにする。

 加えて、リスク変化を通知するアラート機能も追加した。供給網を構成する企業や組織の最新のリスク状況を、新たなデータや制裁リストの更新を反映した上で、毎月メールで通知する。