2026.10.06 CEATEC 2026、821社・団体が出展社会実装進むAI、大臣賞も発表

鹿野CEATECエグゼクティブプロデューサーがCEATEC2026の詳細を説明した=6日、東京都千代田区鹿野CEATECエグゼクティブプロデューサーがCEATEC2026の詳細を説明した=6日、東京都千代田区

 電子情報技術産業協会(JEITA)は6日、10月13~16日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開く「CEATEC(シーテック)2026」に、国内外から821社・団体が出展すると発表した。前年の810社・団体を上回り、新規出展は338社・団体と全体の41%を占める。「Transformation(変革)」をテーマに、企業や産業、社会の変化を展望する。

 スタートアップ・大学研究機関は246社・団体で、記録が残る2014年以降で最多となる。海外からも31カ国・地域の194社・団体が参加する。

 同日、東京都内で開いた会見で、CEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は、人工知能(AI)の展示を通じて「身近になったAI、社会実装されたAIを感じ取ってほしい」と呼び掛けた。

 見どころとして、ロボティクス、予測・シミュレーション、社会インフラ、センシングの四つの視点を挙げた。ロボットなどを制御する「フィジカルAI」では、ものづくりや作業現場の生産性を高め、働く人の負担を軽くする活用に注目してほしいとした。

 防災では、AIで災害リスクを予測し、シミュレーションを通じて対策を検討する展示を紹介。電力や通信などのインフラでも、AIによる分析・予測が事故や将来の危険を防ぐ役割を担う。センシング技術については、触れ、見て、聞く体験を通じて進展を確かめられると説明した。

 展示では、暮らしのDX、海洋デジタル社会、宇宙共創、デジタル交通社会の四つのパビリオンを設け、スマートホームや水中ドローンなどの活用を紹介する。コンファレンスはピッチイベントなどを含め、229セッションを予定する。

 会見では「CEATEC AWARD 2026」の受賞案件も発表した。総務大臣賞は三菱電機の「タスク汎用音源分離技術」で、混じり合う音から人の声や機械の音などを取り出す。経済産業大臣賞はTDKのスマートグラス用ディスプレイ向けメタオプティクスミラー。網膜への直接投影で薄型・軽量化につなげる。デジタル大臣賞は日立製作所のAIソリューション群「HMAX by Hitachi」が受賞した。新設の優秀賞には3件を選んだ。

 日本自動車工業会が主催する「Japan Mobility Show Bizweek 2026」とは、2024年に続く2回目の併催となる。来場者は11万人超を見込む。入場は無料で、共通の来場登録で両会場に入場できる。