2022.09.29 【空質製品特集】NVCライティング 次亜塩素酸空間除菌器「Aaira」 浮遊ウイルスなど2時間で抑制

20畳相当対応の次亜塩素酸空間除菌器「Aaira Max」

 NVCライティングジャパン(東京都台東区)は、次亜塩素酸空間除菌器「Aaira(アイルア)」シリーズを11月上旬に発売する。空気清浄機関連の製品は同社にとって初で、照明以外の製品展開を本格化させる。

 同社の親会社である中国の照明大手雷士照明グループは昨年、英国の照明メーカー・デニエル&ハムリンを買収。この社名を生かしたブランド「DH Lifelabs」を立ち上げて空清関連製品の展開を始めている。

 日本で発売する第1弾製品がアイルアシリーズ。20畳相当対応の「Aaira Max」(税込み5万3900円)、8畳相当対応の「同Mini」(同3万8500円)に加え、生成した次亜塩素酸水を容器に移してテーブルなどに吹きかけられる「同Surface」(1万9800円)の3機種を発売する。

 MaxとMiniは、水道水に食塩を入れて次亜塩素酸水を発生させて空間を除菌・脱臭する。照明メーカーらしく、両製品ともに使用中は、青いイルミネーションで部屋を演出する。Maxであれば、浮遊バクテリアを99.95%、浮遊ウイルスを99.99%それぞれ2時間で抑制できる。アンモニア臭も2時間で85.2%減少させる効果がある。本体カラーはブルーとグレーを用意する。

 Surfaceは、水道水と食塩に酢を加えて次亜塩素酸を生成することで、より濃度を安定させることが可能とする。一度に1リットル、使用目的に合わせて低濃度(100PPM)と高濃度(200PPM)の2種類の次亜塩素酸水を作れるのが特長だ。家庭用だけでなく、飲食店などの除菌用途としてもランニングコストを抑えて使うことが可能。

 プラズマイオンを発生し、HEPAフィルターを搭載する本格的な空気清浄機「Sciaire(サイエアー)」も投入予定など、空気清浄機関連製品を今後も拡充していく計画だ。