2022.11.30 【ミリ波】食と環境負荷

 3年前、時の環境相が米ニューヨークでの国連気候行動サミットに出席した折にステーキハウスへ行ったことが取り沙汰された▼牛肉生産は肥育から食肉処理、輸送など生産過程においてCO₂やメタンガスなど温室効果ガスが多く発生し、穀物や水を大量消費する。肉牛の肥育は約30カ月かかり、生体の体重は約800キログラムに及ぶから環境負荷も大きくなるが、なぜサミットのタイミングで「ステーキ食べたい」なのかと。加えて国として具体策を示さなかったことも指摘された▼排出され...  (つづく)