2022.12.12 ブロックチェーンでデジカメ部品連携 AI技術を世界の全ての国へ 富士フイルムがDXで
富士フイルムホールディングスは12日、DX戦略や新たな取り組み状況を発表する記者説明会を開いた。同社はかねて、経産省や東証、デジタル庁からも、DXなどの取り組みで先進企業と認められている。その取り組みの一環として開催したもの。
様々な取り組み事例の中でも最新の一つは、セキュリティーなどの点で活用が進むブロックチェーン(分散型台帳)技術。これを使い、デジカメ部品のサプライヤーとの連携を進めたり、貿易業務のDXを推進したりしている。
ブロックチェーンは、真贋の疑われる電子部品の排除など、産業界でも活用が広がり始めている。
また、同社は医療分野のトップ企業の一つだが、進めている医用画像の診断サポートでは、専門医らが判定作業などを進めやすいよう、AIプラットフォームを活用したサービスを内外で展開。すでに国内で、有力20医療機関に使われ始めているという。また、同社のAI技術を活用した製品・サービスが世界の全ての国々で導入されることをめざす。
(13日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)