2023.01.05 【2023年注目の先端技術特集】東工大 新型プロトン伝導体を発見し高いプロトン伝導度のメカニズム解明

【図1】α-Ba2ScAlO5、β-Ba2ScAlO5、BaAl2O4の結晶構造の比較。本研究ではα-Ba2ScAlO5の代わりに合成が容易な化学組成が少し異なるα-Ba2Sc 0.83Al 1.17O5のプロトン伝導性を調べた。α-Ba2ScAlO5とα-Ba2Sc 0.83Al 1.17O5の結晶構造はほぼ同じである。Ⓒ Wiley(2022).

燃料電池やセンサー発展に向けた材料開発加速

要 点

 ○最高クラスの伝導度を示す、化学置換が不要な新型プロトン伝導体を発見

 ○第一原理分子動力学シミュレーションにより、高いプロトン伝導度の原因を解明 

 ○燃料電池の低コスト化と用途拡大に向け...  (つづく)