2020.01.27 【ルームエアコン 各社の主力機種】富士通ゼネラル

「nocria」Xシリーズ

複眼輻射センサーで 床温度を検知

 富士通ゼネラルは、エッジAI(人工知能)とクラウドAIの連携に加え、床温度を検知する複眼輻射センサーを搭載した「nocria」Xシリーズで快適暖房を提案する。

 Xシリーズは、ユーザーによるリモコン操作や室内の温湿度、部屋(建物)の暖まりやすさ、冷えやすさ、気象情報などの様々なデータを、クラウドとエアコン本体に搭載するAIが連携して学習する。複眼輻射センサーで検知する室内の床温度も新たに学習することで、ユーザーの好みや体感温度の予測精度をさらに高め「オーダーメイド快適」を実現している。

 複眼輻射センサーで収集したデータと、ユーザーの過去の運転データ、気象情報などをAIが学習。建物環境や日射の影響などによって室内に温度ムラができる時刻、場所を予測し、自動的に気流を吹き分ける。

 温度ムラが発生する前に先回りして気流を吹き分けるため、不快な時間をつくらずに室内全体を快適に保つことができる。

 専用アプリ「どこでもエアコン」をスマートフォンなどにダウンロードすることで、運転状況や電気代の確認、外出先からのオン/オフといった機能の利用が可能。故障通知機能も備え、故障発生時に機種名やエラーコードをスマホに通知、修理受け付けフォームへ自動的に情報が反映され、すぐに修理依頼できる。

 エアコン内部の熱交換器を55度で10分間加熱して、カビ菌や細菌の除去を行う独自の「熱交換器加熱除菌」や、室温気流と冷暖房気流を制御し暖房時に足元を暖め、冷房時には部屋の隅々まで冷気を届ける「デュアルブラスター」を搭載。リモコンは据え置き型のタッチパネル式で、手をかざすだけで運転のオン/オフなどが可能だ。

 29畳用の大型タイプまでラインアップをそろえ、設置できる居住空間の幅を広げている。


【ルームエアコン 各社の主力機種】目次

パナソニック
ダイキン工業
●富士通ゼネラル
コロナ