2023.05.30 オリンパスが「グローバル・メドテックカンパニー」で経営戦略 中国事業も強化
中国拠点の発表
オリンパスは今月、「グローバル・メドテックカンパニー」としての新しい経営戦略を発表した。「患者さんの安全」「イノベーション」「生産性」に注力。「世界の人々の健康と安心、心の豊かさ」を実現するとしている。
2019年に発表した計画で、グローバル・メドテックカンパニーを打ち出し、事業部門見直しなどを推進。19年3月期に9.2%だった調整後営業利益率は、23年3月期では20%と大きく成長した。
今後は成長と収益性の両面にアプローチし、24年3月期~26年3月期に、売上高で年平均成長率5%、営業利益率で毎年約20%などの達成を目指す。
戦略や決算発表では、中国市場の持続的な成長機会を取り込む戦略も説明した。中国市場は売上高の約13%を占め、この10年で4倍前後に伸びている。臨床医の教育プログラムやトレーニングへの投資等を打ち出した、戦略的M&Aでは過去4年で1400億円ほどを投じており、今後も同規模を想定しているもようだ。
(31日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)