2023.07.11 九州パワーアカデミーが総会 4年ぶりに対面開催

総会の様子

あいさつする末廣代表幹事あいさつする末廣代表幹事

 【福岡】電気工学系の技術者や研究者の育成に取り組む九州パワーアカデミー(KPA)は6月28日、第15回九州パワーアカデミー総会およびフォーラム2023を九州大学西新プラザ(福岡市早良区)で開催した。対面での実施は4年ぶりとなった。

 末廣純也代表幹事(九州大学大学院システム情報科学研究院教授)は「オンラインではできないことも多かったが、4年ぶりに対面で総会とフォーラムを開催できてうれしく思う」とあいさつした。

 総会では昨年度の報告などが行われたほか、今年度の活動について審議し、承認された。今後はアフターコロナの動きとして、対面での活動も行っていく。

 総会に続いてフォーラムが開かれ、企業や大学から研究や開発の状況に関する発表があった。

 キューヘン(福岡県福津市)は絶縁油のリサイクル事業を紹介した。修理や交換のために電柱から降ろした柱上変圧器から使用済みの絶縁油を取り出し、リサイクル処理をした上で再利用するもの。事業化までの取り組みなどを説明した。

 九州工業大学の大塚信也教授は「高電圧・電気絶縁研究の多様性」と題して研究動向などを解説。国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」への期待も語った。

 ポスター発表では、九州電力が送電線や配電線への雷害対策として研究を進める「雷エネルギー測定システム」や、「配電系統の電圧不均衡現象」の解明と対策に関する研究状況を発表した。

 NPO法人のQUESTは、芦原秀一会長がV2Xに向けた取り組みを紹介。このほか、九工大や九大、熊本大学の学生らが研究内容を説明し、互いに意見を交わしていた。

 KPAは、九州での技術者の育成や技術開発の促進などを目的に設立。会員となっている九州地区の大学や高等専門学校、企業が連携してセミナーや講演会などの活動を行っている。