2020.02.19 【ルームエアコン特集】三菱電機 霧ヶ峰FZシリーズ 各種技術採用で汚れ防止
「FZシリーズ」
三菱電機の「霧ヶ峰FZシリーズ」は、「ハイブリッドナノコーティング」と「デュアルバリアマテリアル」により、清潔面に配慮している。
エアコン内部の気流の通り道は、油やほこりで汚れやすく、清潔面で課題となっていた。霧ヶ峰FZシリーズは、熱交換器やファン、通風路などに、油汚れもほこり汚れも付きにくい、親水性素材と疎水性素材を使用したハイブリッドナノコーティングを採用。
形状が複雑で、コーティングがしにくい左右フラップと上下フラップには、特殊素材で新開発したデュアルバリアマテリアルを配合した。
これらの「よごれんボディ」で内部を清潔に保つことが可能になった。その結果、汚れが原因の省エネ性悪化の防止につながっている。
同シリーズは、3年連続で省エネ大賞を受賞。19年度は省エネルギーセンター会長賞を受賞した。
陸域観測技術衛星2号「だいち2号」にも搭載された赤外線センサー技術を活用した「ムーブアイmirA.I.+」が最大の特徴で、特許出願中のシステムだ。
断熱性、気密性、広さを総合的に判断し、室温に影響する住宅性能を解析して学習する。
さらに360度センシングすることで、エアコンを設置した壁の窓まで計測。それらを先読みして運転に反映させる。
風が接する床や家具などの温度変化から、風の流れと強さを推測する。風の流れを確認し、人に届くよう最適なルートを探して調節する。
ムーブアイmirA.I.+は、風の流れが見える赤外線センサーで、その技術は世界でもトップクラスになる。
スマートフォンアプリを使用した「サーモでみまもり」機能で、部屋の温度分布を「熱画像」として確認もできる。
【ルームエアコン特集】目次
●高付加価値品販売で利益重視へ
●流通動向 夏モノの売り場転換急ぐ 早めの需要刈り取りへ
●パナソニック「エオリア」Xシリーズ 最高濃度「ナノイーX」搭載
●ダイキン工業「うるさらX」 水内部クリーン 結露水で洗浄
●富士通ゼネラル「nocria」Xシリーズ ダブルAIシステム採用
●三菱電機 霧ヶ峰FZシリーズ 各種技術採用で汚れ防止
●シャープ L-Xシリーズ クラウドAIで睡眠に合わせ運転
●コロナ Wシリーズ 年間の快適性追求