2023.07.29 TSMCのR&D拠点が完成 先端半導体の研究開発、台湾で引き続き

落成したセンダー(TSMC提供)

 台湾TSMCは28日、同社で初のグローバル研究開発センターを、本社近くの新竹県に開設したと発表した。2ナノメートルのさらに先の先端半導体のプロセスや材料、トランジスタ構造などを研究開発する。9月までに技術者ら7000人超の活動開始を予定している。

 建物は「グローバルR&Dセンター」の名称で、敷地面積は30万平方メートル、地上10階、地下7階。落成の式典には創立者のモリス・チャン氏、政府首脳らが参加。魏哲家CEOはあいさつで、会社が台湾に根差していることを強調、先端技術の研究開発機能を台湾に残し、米国や日本で工場建設を進める考えを示した。(台北支局)

(8月2日付電波新聞/電波新聞デジタル詳報予定です)