2023.08.10 中国市場に熱い視線 電子部品の大型展示会で米・台の企業も

ディジ・キーのブースのもよう

 中国・上海で先月あった大型展示会、エレクトロニカチャイナ。海外勢も、アジア太平洋を含めグローバル市場での存在感を示した。

 高付加価値のコンデンサーを手掛ける台湾の立隆(Lelon)電子工業。2022年に売上高が初めて100億台湾ドル (約400億円)を突破し、純利益が前年比25%増の12億3000万台湾ドルを計上するなど、業績を伸ばしている。

 自動車業界からの受注が大幅に増加しており、ハイブリッドやBEV、充電向けアプリケーションなどが好調。米国や中国のEV大手のサプライチェーンに参入しているもよう。東南アジアの新生産拠点も検討している。

 電子部品流通の高度化を進める米Digi-Key Electronics(ディジ・キー)も、業績を拡大させている。電子部品やオートメーション製品の流通の高度化を進めている同社。顧客ベースが2桁のペースで伸長し、現地サービスモデルを進め、インドなどにも拡大している。アジアのサプライヤーも増やしている。物流拠点の整備に加え、またウェブ機能の強化や、コンテンツ充実も。B2Bの顧客プロモーションやウェビナーも手掛けている。

 (11日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)