ダイエーとNTTデータは26日、商品を手に取って出るだけで買い物を完結できる店舗「CATCH&GO」を報道関係者に公開した。27日に開店するダイエー運営のスーパーマーケット「イオンフードスタイル横浜西口店」(横浜市西区)に併設した。

　ダイエーは、来店客の利便性を高める新店舗の利点を訴求し、新たな需要を獲得したい考え。労働力不足に悩む小売業の業務負荷軽減につながる店舗としても、注目を集めそうだ。

　客は専用アプリを入れたスマートフォンを手に、画面に表示されたQRコードを入り口のゲートにかざして入店。店舗の上部に設置したカメラと商品棚の重量センサーにより、客がどの商品を手に取ったかを認識する。客が欲しい商品を手に取って退店すると、自動的に支払いが完了する。

　こうした仕組みを備えた今回の「ウオークスルー」型店舗をスーパー併設の路面店としてオープンするのは国内初という。売り場面積は約50平方メートル。弁当や飲料など約400品目を販売。駅に近い立地を生かし、通勤時間やランチタイムを有効活用したいオフィスワーカーらにアピール。1日当たり1000人の来店を見込んでいる。

　(後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します)