2024.04.09 KKCompany Japan、AIプラットフォームのサービス開始 情報資産を効率的に活用

マツハシ代表(左)とアンバサダーを務める林修氏

 KKCompany Japanは、企業・教育機関・官公庁などが保有する動画・文字情報によるあらゆる情報資産の効率的活用を可能とするマルチメディア対応AIプラットフォーム「BlendVision AiM」(ブレンドビジョン・エイム)をグローバルでサービス販売を4日から開始した。

 同社は、1999年に創業し、日本、台湾、シンガポール、マレーシアなどアジア太平洋圏に事業拠点を持つグローバルメディア&テクノロジー企業グループKKCompany Technologiesの日本法人。

 日本では最先端のIT/メディアテクノロジー、クラウドやAI技術を活用して、KKBOX音楽配信事業、動画・ライブ配信ソリューション「BlendVision」を展開。マルチメディア対応AIプラットフォーム「BlendVision AiM」、動画配信プラットフォーム「BlendVision One」、法人向けOTTプラットフォーム「BlendVision OTT」の三つのサービスを提供している。現在、KDDIが提供する音楽聴き放題サービス「auスマートパスプレミアムミュージック」やテレビ朝日の公式コンテンツ配信サービス「TELASA」が同社開発のプラットフォームをベースに運営している。

 文字情報よりも大量の情報が短時間に得られる動画を保存し、その内部にある情報を活用できるようにするのが「BlendVision AiM」。動画配信事業者や一般企業向けに提供してきた動画配信サービスで培った動画技術、AI活用技術を融合させることで、従来のLLM(大規模言語モデル)のようにAIが得意としてきたテキスト情報のみならず、動画情報を含めたあらゆる情報資産の効率的な活用を可能とする。

 現在、代々木ゼミナールやPLAN-Bマーケティングパートナーズ、アルティウスリンクなどが導入している。

 同社のトニー・マツハシ代表は「より多くの情報を蓄積して、それらの情報をより効率よく、より効果的にビジネスに活用できることで、企業の従業員の仕事の効率性やクオリティをさらに向上し、企業の競争力の強化にも寄与できる」とし、「今後はクラウドを活用したサービスも提供し、より業務効率化をサポートする。3年で5000社を目指す」と語った。(10日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)