2020.05.13 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル「nocria」SVシリーズ 小型で横幅70センチを切る

「nocria」SVシリーズ

 富士通ゼネラルは、横幅70センチメートルを切る小型な「nocria」SVシリーズの販売に力を入れる。

 SVシリーズは、横幅698ミリメートル、高さ250ミリメートルの小型な室内機を実現。採光のために窓を大きめに設計する住宅が増えていることから、窓の横や上などの狭小スペースにも取り付けられるようにした。18畳用までそろえているため、リビングなどの広い空間にも使える。

 デザインもインテリア性に配慮。壁紙やカーテン、ソファ、クッションなどの質感に親和性の高いファブリック(布地)調の柄に加え、布地表面の凹凸を表現した加工を施すことで、室内やインテリアと美しく調和する。

 上下の角の丸みを大きく取るなど余分な要素を極力抑えることで外観の圧迫感を低減し、より空間になじむデザインにしている。

 新機能の「さらさら冷房」を搭載。室温が設定温度に到達する少し前から自動で再熱除湿運転に切り替えるため、設定温度を維持しながら室内の空気を除湿し、さらさらで心地良い空気をつくり出す。

 「室温は低いがじめじめした蒸し暑さを感じる」「湿気による不快感をなくすために設定温度を下げ過ぎる」といった、従来のエアコン冷房にありがちだった課題を解決することができる。

 清潔性では、特許技術「熱交換器加熱除菌」を備えている。冷房・除湿運転中に発生する水分を利用して「ハイドロフィリック熱交換器」で汚れを浮かせて洗い流し、さらに熱交換器に残った水分を55度以上で約10分間加熱。

 洗浄だけでなく冷房・除湿運転後に熱交換器に付着したカビ菌や細菌も除去し、エアコン内部を清潔に保つ。

 無線LANアダプタを内蔵し、IoT対応も図っている。スマートフォンやスマートスピーカと接続し、遠隔地からの本体操作や、プッシュ通知によるメンテナンス案内、音声操作、エアコンの最新システムへのアップデートなど、様々な機能を利用できる。