2024.12.12 【ルームエアコン特集】パナソニック 「エオリア」Xシリーズ コンプレッサーを新開発
「エオリア」25年モデル
パナソニックは、2025年1月下旬からルームエアコンフラッグシップモデルの新製品「エオリア」Xシリーズ(2.2kW~9.0kW)を発売する。電気代高騰に加え、今年は猛暑でエアコン稼働時間が伸び、省エネへの関心が高まるなか、新開発の「エコロータリー コンプレッサー」を搭載した機種をそろえたほか、安定運転時の最小出力を同社として初めて0.3kWに低減。消費電力量を抑え、快適性と省エネ性を向上させた。
エコロータリー コンプレッサー搭載モデルは9.0kWクラスを除く200V機種となる。冷房運転時に設定温度到達後、少ないパワーで運転することが多いことに着目し、コンプレッサー構造を刷新。冷房運転時の最小出力を約40%低減した。非搭載モデルでも最小出力を約25%低減させ、同社のエアコンとしては初めて最小出力0.3kWを実現している(9.0kWクラスを除く)。
最小出力を下げることで、設定温度を維持するための運転オン・オフの頻度を抑えられ、温度や湿度の変化を少なくできる。
メンテナンス性も向上させた。季節の変わり目などにフィルター清掃や内部クリーン運転など手入れを行わないと、たまったほこりの影響で運転負荷がかかり、省エネ性にも影響することになる。
新Xシリーズでは、新たにエオリアの清潔機能をワンボタンで一括操作できる「集中おそうじ」機能を搭載した。
フィルター掃除や熱交換器の洗浄、ナノイーX内部クリーンまで、エオリアの持つ清潔機能をフルに使って簡単に一括して操作でき、清潔を保つことに加え、エアコン使い始めの気になる臭いを低減する。
「室温みはり機能」も進化した。気温・湿度・風速・放射熱を総合的に考慮した暑さ指数(WBGT)を参考に、27以上で自動的に冷房運転を開始する。