オーナンバの2024年12月期連結決算は増収。売り上げは自動車関連市場、環境関連市場の需要の増加、円安による為替換算の影響で伸びた。利益は市況の回復遅れや顧客の在庫調整などで減少した。

　日本は市況回復の遅れや顧客の在庫調整などにより需要が減少。一方、電線市場は上期で需要が逼迫（ひっぱく）し、売り上げが増加した。欧州は空調関連の補助金が終了し需要が低迷。一方、北米は自動車関連市場の需要が増加。アジアは中国市場の低迷の長期化や顧客の在庫調整などで需要が減少。東南アジア市場は需要が増加した。
25年12月期連結業績は増収を見込む。

　同社は遠藤誠治代表取締役会長が相談役に、石田淳取締役副社長が代表取締役副社長に就く人事も発表。3月27日の定時株主総会で選任される予定。