2025.02.12 日本初、オペレーター1人で10台同時に公道走行 パナソニックHDが遠隔操作型小型車の実証実験

佐賀市でのロボットの自動走行の様子

日本で初めて、遠隔操作型小型車の複数地域・合計10台同時運行の道路使用許可を取得し実証実験をスタート日本で初めて、遠隔操作型小型車の複数地域・合計10台同時運行の道路使用許可を取得し実証実験をスタート

 パナソニックホールディングス(HD)は日本で初めて、1人のオペレーターによる遠隔操作型小型車の複数地域・合計10台同時の公道走行の道路使用許可を取得し、実証実験を開始した。

 同社は22年4月、日本で初めて1人のオペレーターによる遠隔操作型小型車の4台同時かつロボットの近くに保安要員を配置しないフルリモート型での運行を実現。これ以降、複数台のロボットを同時に運行しながら、さまざまなパートナーとサービス提供を継続してきた。

 今回はさらなる効率化を図るため、遠隔オペレーターの一部業務をサポートするAI(人工知能)機能を開発した。遠隔オペレーターの作業負荷を大きく低減させることにより、同時に運行できるロボットの台数を10台に増やせるようになった。

 神奈川県藤沢市と大阪府門真市、佐賀市の3地域で、合計10台の自動搬送ロボット「ハコボ」をフルリモート型で運行する。今後、1人のオペレーターが複数地域をまたぎながら、複数のロボットを同時に活用したサービス提供への貢献を目指す。(13日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)