2025.02.14 オリンパス、4~12月連結は売上高が過去最高
オリンパスの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は増収。第3四半期で過去最高の売上高を計上した。北米では消化器科、泌尿器科、呼吸器科の注力3領域でいずれも2桁成長を見せ、業績をけん引した。昨年7月に整形外科事業を外部譲渡し、同事業は非継続事業に分類。同事業を含めた四半期利益は減益となった。
事業別の実績では、内視鏡は売上高が前年同期比9.6%増の4595億円、営業利益が同12.3%増の938億円。消化器内視鏡分野では、医療業界の不正を取り締まる反腐敗運動の影響を受け、中国で売り上げが減少。一方で北米が好調だった。
治療機器は売上高が同7.3%増の2653億円、営業利益は423億円で黒字に転換した。
中国などの外部環境を踏まえ、通期連結業績予想を下方修正した。