2025.02.18 【電波時評】インフラ保守に突き付けられた課題

 埼玉県内での道路陥没は救出活動の難航に加え、市民生活への影響が大規模、長期化している。過去にも2016年の福岡市博多区の博多駅前の道路陥没や、24年9月には広島市西区で下水道工事による陥没から周辺建物を解体する事態となった。埼玉の事案も下水道管の破損に起因するとみられる。

 上・下水道管からの漏水やトンネル天井板の落下、橋の構造材の破断など、老朽化したインフラの事故は各地で頻発している。一つの目安だが、国土交通省の資料では、2...  (つづく)