2025.04.03 【電機各社トップの新入社員への訓示】情報通信
一人一人が進化
ソフトバンクグループ・孫正義会長兼社長 AI(人工知能)の知的能力が、人間の能力に追い付くAGI(汎用〈はんよう〉人工知能)は約5年後に10億倍になり、完全に天才の域を超える。スーパーインテリジェンスが10億倍のレベルになるとしたら、人間の仕事とは何か、人生とは何かということを根底から見直す必要がある。仕事のやり方も、人生観も変われば、懸命に努力し挑戦していくことが大切だ。一人一人の進化、会社としての進化が、人類の進化に役立つ。これを大きな志として頑張ってほしい。
時を読み、時を創る
ソフトバンク・宮川潤一社長兼CEO AI(人工知能)との共存時代を見据えて、クリスタル・インテリジェンスのようなAIエージェントが動き、会話をする時代を支える計算基盤を構築している。何のためにAIを使うのか、AIを使って何をしたいのか、どのような未来をつくりたいのか、それを決めるのは皆さん自身であり、世の中にいくら便利な道具が出てきても、使うのは人間だ。劇的に進化する時代に突入する今、皆さんには傍観するのではなく、「時を読み、時を創る」側として挑戦し続けてほしい。
感じる力身に付ける
キヤノンマーケティングジャパン・足立正親社長 当社の理想像は「期待される 愛される 魅力ある会社」だ。ワクワクする未来を実現する会社、真っ先に相談したいと思われる会社になりたいと考えている。そのために、新入社員の皆さん一人一人が「期待される 愛される 魅力ある社員」になってほしい。「相談事が最初に来る会社」かどうかが、期待されている会社としてのリトマス試験紙だ。さまざまな経験を通して「感じる力」を身に付けてもらいたい。
ITで社会発展貢献
伊藤忠テクノソリューションズ・新宮達史社長 2025年は、IT業界にとって大きな変化が起こっている年だ。生成AIの活用がいよいよ本格化している。当社もAIビジネスの拡大に、積極的に取り組んでいる。このような状況の中で、入社した皆さんは、ITの力で社会の発展に貢献できる人材になると強く期待している。まずは、皆さん一人一人が個々の力をつけてほしい。二つ目に、常に挑戦する気持ちを持ち続けること。三つ目は、ONE TEAMの精神を持ち続けることだ。私たちとONE TEAMで切磋琢磨(せっさたくま)し、大きな成果につなげていこう。
目標を持つこと
PFU・平原英治社長 品質やコストも重要だが、決められた期間内に品質・コストの目標を達成し、市場に商品を出すことがビジネスの基本。納期を守ることで顧客満足度を高め、競合優位に立つことができる。知識や経験を「知恵に変えていくこと」も重要だ。新しい気づきや学びをメモしてしっかり残していくことで、知恵を生み出すセンスを磨くことができる。最後は「目標を持つこと」。5年後、10年後の自分の将来像を明確にし、自らの専門性を高めていくことが大切だ。
人とデータで価値創造
内田洋行・大久保昇社長 私たちを取り巻く環境は、DXだけではなくAIX(AIトランスフォーメーション)の進化によって大きく変わろうとしている。時代を超えて「人とデータ」で価値を創造していくことが当社の原点。私たちの使命は、人の持つ知恵や社会のさまざまなデータを、価値ある形に変えていくことにある。115年受け継がれてきた私たちの理念を胸に、一緒に挑戦を続けていきましょう。
第2の創業けん引
インターネットイニシアティブ・谷脇康彦社長 IIJのこれからは、第二の創業と言ってもいいくらいの成長を遂げなければいけない。皆さんにその成長をけん引してもらうことを期待している。私の大好きな言葉に、イギリスの経済学者アルフレッド・マーシャルの〝Cool head but warm heart〟という言葉がある。仕事でいろいろと考えていく上では、あくまで客観的に、冷静に考えていかなければいけないが、一方で温かい心を持って仕事に当たっていく、ということを考えてほしい。
100年企業をめざす
大塚商会・大塚裕司社長 大塚商会は今年で創業64周年を迎える。昨年の売上高は連結で1兆1076億円となり、1兆円企業の仲間入りを果たした。売り上げは5年平均で約5%伸長しているが、まだまだ成長していく。「オフィスまるごと」を実現しながら「100年企業」を目指したい。顧客に寄り添い、困りごとを解決していきながら、それぞれのスキルに磨きをかけ、成長していってほしい。入社した今の気持ちを忘れずに、共に成長できることを望んでいる。
何をやるにもまず疑問
アイコム・中岡洋詞社長 当社は日本で設計・製造・販売するノウハウもがある。世界初、業界初、日本初となる商品もたくさんあり、また米国国防総省にも日本で初めて無線機を納入するなど当社の力を裏付けている。当社は常に社員にチャンスを与えチャレンジさせてくれる会社。そのためには「1日1ページ専門書を読む」はできる限り実行してほしい。また「何をやるにもまず疑問」を持ってほしい。毎日何かについて深く考えてみることを実行してもらいたい。
新しい視点楽しみ
TOA・谷口方啓社長 会社とは、同じ目的のために集まった仲間。TOAを構成している私たち一人一人が会社であり、一人一人が活躍しているからこそ、TOAは今でも、そしてこれからも存在していける。「私たちTOA」として、今日から皆さんと共に働けることを心から楽しみにしている。これから共に歩んでいく仲間として、皆さんの新しい視点やエネルギーを楽しみにしている。全ての経験が成長の礎になるのでチャンスと捉え、貴重な時間を大切に、全力で取り組んでほしい。