2025.05.01 名古屋大が開発、世界最薄0.3ミリメートルの熱輸送デバイス 小型・薄型電子機器の放熱性向上
名古屋大学大学院工学研究科の長野方星教授、渡邉紀志特任准教授、佐々木純博士前期課程らの研究グループは、ポーライト(埼玉県伊奈町)との共同研究で、厚さわずか0.3ミリメートルで10W(10W/cm²)の高熱フラックスに対応可能な「超薄型ループヒートパイプ」(UTLHP)の開発に成功した。
これまでのUTLHPは冷却器(凝縮器)のサイズが大きく、モバイル機器への実装は困難だったが、今回、薄型化・高性能化・実装性の三つを達成した。... (つづく)