2025.05.15 【ルームエアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX」Rシリーズ 安定運転時の消費電力減
うるさらX 25年モデル
ダイキン工業は、省エネへのニーズが高まる中、プレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」の提案を加速。設定温度に到達した後、エアコン運転の多くを占める安定運転時の消費電力量を約2割減らすなど、省エネ性を訴求していく。
最新のうるさらXは、エアコンの安定運転時の省エネに着目して開発した。
エアコンは起動後に設定温度に到達すると、消費電力を抑えた安定運転で室温を維持する。安定運転がエアコン運転時間全体の約8割を占めていることから、ここでの消費電力低減によってさらに省エネ性を高めた。
不快にならない室温変化による節電運転を行う「節電自動」モードを搭載しており、安定運転時の消費電力低減を優先した考え方を取り入れて圧縮機の動きを20%抑制する。節電自動で運転すると冷房、暖房ともに20%消費電力を減らせる。
2027年度の新しい省エネ基準をクリアするため、7.1kW以上の大型タイプ向けに専用の圧縮機を開発。冷媒ガスの圧縮ロスを削減した高効率な構造と、従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用し、23~26畳相当で基準をクリアした。
また、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」を使用すると、外出先やエアコンが設置されていない部屋からでもスマホを使ってエアコンの運転操作が行える。
スマホの位置情報を示すGPSと運転設定を連動させる「おでかけ切り忘れ通知」および「おかえり運転」がアプリに新しく追加された。
おでかけ切り忘れ通知は、エアコンを運転したままスマホに設定している自宅の周辺から離れると、アプリに切り忘れを通知する。必要なら遠隔で運転を停止できる。
これら節電機能と従来の湿度コントロール、換気機能で快適な空気環境をつくる。