2025.10.27 【名古屋ネプコン特集】品川商工 66年の実績と信頼を土台に名古屋で最新情報を発信
品川商工が注力する製品群
東京・品川の地で1959年に創業した品川商工は、ワイヤリングアクセサリーの専門部品メーカーとして今年創立66年目を迎えた。創業時より重電、家電、通信、交通など電気の流れる幅広い領域を支え、配線や基板周りのパーツ開発に積極的に取り組み、顧客ニーズに応えてきた。
専門展「名古屋自動車部品&加工EXPO」では、編組チューブの主力製品として50年に及ぶ販売実績の「SFチューブ」、自動車や自動二輪車用途に開発された「ネットプロテクターSS」、66年の実績を持つ端子圧着部の絶縁保護用「TCVキャップ」などを中心に出展する。
編組チューブは、編組構造により屈曲性、弾力性、伸縮性などに優れ、軽量で熱や湿気を逃がす効果がある。SFチューブは民生から産業機器まで幅広い分野の配線保護に向く。標準品とUL規格認定品があり、それぞれ適用電線径により6サイズを取りそろえる。
ネットプロテクターSSは、自動車や自動二輪車の各種ホース、パイプを摩擦から保護する耐摩耗性を持つ。指定の長さに加工して納入するカット仕上げ品は、独自の溶着技術で処理された挿入部分(世界主要各国にて知財権取得済み)が装着時のほつれを防ぎ、スピード装着を可能とした。装着後は端部のほつれ止めを目的としたテープ巻きなどが不要となることからコストダウンに貢献する。
新製品「ヒートナイフSS」は、編組チューブ専用として開発された工具。昇温が早く熱安定性に優れるセラミックヒーターを搭載し、高温の独自刃先が編組チューブをスムーズに切断溶着する。カット面がほつれず、きれいに仕上がる。2カ所の切断面を持つ独自形状の刃先により切断時の自由度が高く、軽量の本体と併せ連続カット作業の効率化に貢献。今回会場では出展規約上カット実演はできないが、希望があれば後日担当者が訪問し対応するとして、会場ではデモ希望の受け付けを行う。自社製品の全てが電子機器の化学物質を規制する「RoHS指令」対応品。








