2025.10.28 ドア開閉方向を自在に変更 単身世帯向け冷蔵庫新製品 シャープ

左からSJ-TD18R/TD15R/GD15R

設置場所によって、自在に扉開閉方向をかえられる「つけかえどっちもドア」設置場所によって、自在に扉開閉方向をかえられる「つけかえどっちもドア」

 シャープは、単身世帯向け中型冷蔵庫の新製品3機種を11月20日から順次発売する。独自の「つけかえどっちもドア」を搭載。部屋の間取りや配置に合わせ、ドアの開閉方向を変えられる。 

 容量179LのSJ-TD18R(市場想定価格=税込み8万3000円前後)と、152Lの同TD15R(同7万2000円前後)/GD15R(同8万3000円前後)をそろえる。GD15Rはプラズマクラスターイオンを搭載する。

 ドアの開閉方向を変更できる独自のつけかえどっちもドアは、2003年から採用し、04年からはユーザー自身で付け替えられるタイプに変更。

 冷蔵庫の設置場所に合わせて、ドアの右開き・左開きを選択できるレイアウトフリーな特長がユーザーから好評で、25年9月末現在で搭載モデル累計出荷557万台を記録している。

 開閉方向の変更は特別な工具を使うことなく、ドアを支える軸を付け替えることで簡単にできる。部屋の模様替えや引っ越しなどで、設置場所が変わっても安心だ。

 同社によると、半数以上の人がつけかえどっちもドアを活用し、購入後にドアの開閉方向を変えて使っているという。

 TD18R/TD15Rは、前モデルからデザインを一新。直線的で凹凸感が少ないフラットなシンプルデザインを採用。キッチン空間になじみ、すっきりと洗練されたたたずまいを演出する。

 特にシンプルさにはこだわり、通常は扉前面に配置するシャープのロゴも、扉上部に配置して目立たないよう配慮している。

 手入れの負担も軽減。ドア上部のパッキンまでトップテーブルで覆うことで、ほこりや油煙の汚れを防ぐ。

 冷凍室のハンドルは、指をかけるくぼみ部分を傾斜させることで、ちりやホコリをふき取りやすいように工夫し、デザイン性と使い勝手を両立している。トップテーブルは耐熱100℃で、電子レンジも載せられる。

 色調は、柔らかい雰囲気のマットホワイト色を採用。加えて、TD15Rには上質感がただよう新色のマットブラックもラインアップした。

 庫内には、深さの異なる2段階の「調味料ポケット」を新たに搭載。350ml缶やスパイスの小瓶などが収まる高さ約12.5cmと、小容量サイズのボトル・チューブタイプ調味料などが収納できる高さ約21cmをそれぞれ用意した。

 物価の高騰で自炊の頻度が高まり、使う調味料の種類が増えていることに対応。出し入れしやすく、すっきり収納できるようにしている。