2025.10.30 25年の世界ウエハー出荷、前年比5.4%増へ 28年には過去最高も SEMI予測
半導体の国際団体SEMIは、シリコンウエハーの世界出荷面積が、前年比5.4%増の128億2400万平方インチになるとの予測を発表した。昨年は前年比減だったが、昨年下半期から回復に転じていた。今年からは安定成長を維持し、2028年には過去最高を更新する見込みという。
最先端ロジックデバイス向けやHBM(広帯域幅メモリー)向けなど、AI(人工知能)関連製品が需要を支える。昨年は大量生産セグメントの最終需要が低迷し減少傾向だったが、AI以外のアプリケーション向け製品についても、下降サイクルから緩やかに回復している。
今後28年までは成長傾向が続き、過去最高の154億8500万平方インチに達すると予測する。
集計対象としたのはウエハーメーカーから出荷された、表面を平滑に研磨したポリッシュトウエハーと、ポリッシュトウエハー上の結晶成長で作るエピタキシャルウエハー。






